本日は、ボディガラスコーティングについて。

ボディガラスコーティングには、「撥水系」や「親水系」など、メーカーの違いではなく、水のはじき等で、いくつかの種類があることをご存知でしょうか。

・水が水玉になり、WAXをかけたように滑り落ちるタイプを、「撥水・滑水」

・水が水玉にならず、流れるようにサーっと流れ落ちるタイプを、「親水・疎水」

などと呼ばれています。



今回は、キーパーコーティングやディーラーのコーティングで多い、「撥水系」のカーコーティングについて。



大事なお車を購入する際、カーコーティングに対して曖昧な説明で済まされていないでしょうか？

「5年間保証です」「カーコーティングを施工したので大丈夫です」「コーティングを施工したのでずっとキレイです」「ノーメンテナンスで大丈夫です」などなど……

ですが、実際にはどうでしょうか？

「5年間は大丈夫だと言われたけど、ツヤも無い。水はじきもしない」「カーコーティングを施工したから大丈夫だと言われたけど、何が大丈夫なんだろう」「はじめはキレイだったけど…」「ノーメンテナンスだと言われたから、何もしていない」など、思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか？



カーコーティングの1番の役割は、車の塗装が劣化してしまう原因の身代わりになってくれる「犠牲膜」です。

「太陽からの紫外線や、様々な汚れを自らが犠牲となり、塗装を守る」これがカーコーティングの重要な仕事。

塗装の身代わりとなって犠牲になるコーティングは当然、傷みます。というより、傷むのが仕事と言うべきなのでしょう。



キーパー技研(株)のロングセラー、「ダイヤモンドキーパー」のガラス膜は普通のガラスコーティング膜の「50倍の厚さ」と、分厚く、1ミクロンを超します。

それでも1ミクロンは「0.001mm」

逆に言うと、普通のボディガラスコーティングの被膜は、ダイヤモンドキーパーのガラス膜の50分の1。ということは、「0.00002mm……」

いくら5年間大丈夫だと言われても、ノーメンテナンスで大丈夫だと思いますか？

答えはＮＯです。



コーティングは、塗装の犠牲になって傷んでくれるもの。傷みっぱなしでは保障年数や耐久年数までもちません。



コーティングの「メンテナンス施工」をすることで、傷んだコーティング膜を修復し、はじめて保障年数や耐久年数まで耐えることができ、ツヤや水はじきを持続させることができます。

メンテナンスをしないと、コーティング膜が塗装を守ることもできなくなり、ツヤ・水はじきも悪くなるのです。


ディーラーのカーコーティングには、必ず「保証書」があり、1年毎のメンテナンスをした際に保証書へディーラーからの施工日の記載があります。無い（メンテナンスを行っていない）場合、保証の対象にはなりません。保証書にも、そう記載してあります。


なので、何もしなくても良いわけではないのです。

ノーメンテナンスとは、何もしなくて良いということではなく、車が汚れたら洗車だけしてください。ということなので、お客様自身の洗車のお手入れも必要になります。

鳥ふんや虫跡・花粉（強酸性）などそのままにしておくと、それらがコーティングの被膜を侵食して跡が残っていまい、また、洗車後も拭き取りまで行わないと、水滴がウォータースポット（水滴が虫メガネのようになり、太陽の光で塗装を焼いてしまう輪シミ）や、拭き上げしなかった水滴が乾き、ミネラル跡（水道水などに入っているミネラル成分の乾き跡）になってしまいます。





カーコーティングは、1度施工したら終わりではありません。

しっかりと保障年数や、耐久年数まで持続させ、お車をキレイに保つには、1年1回の点検・メンテナンスが必要です。



・カーコーティングとは、車の塗装の上に張る被膜。太陽の紫外線や汚れから塗装の劣化を防ぐ「犠牲被膜」

・5年間保証などのカーコーティングは、1年1回の点検・メンテナンスが必要。点検・メンテナンス後には保証書等に記載あり。記載が無いものは、保証対象外。
また、傷みっぱなしの膜では保障年数や耐久年数までもたない

・ご自身でのお手入れも必要（洗車等）

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